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外資ITのリモートワークで実際にやっている仕事「リモートに向いている職種」の共通点を現役が語る

ビギー

新卒でブラック企業に入社後、心身ともに疲弊しながらも「このままでは終わりたくない」と思い、20代のうちに複数回の転職を経験。 試行錯誤の末、GoogleやMicrosoft、アクセンチュアといった外資系大手企業で働くチャンスを掴み、キャリアも年収も大きく好転させました。 このブログでは、当時の自分のように悩む20代の方に向けて、転職・退職・キャリアアップに関するリアルな情報や体験談をお届けしています。

「リモートワークできる職種」を検索すると、15選・20選という記事が大量に出てきます。

私はそれらを参考にしてリモートワークに転職したわけではありません。転職先がたまたまリモートで、気づいたらフルリモートが日常になっていました。

現在はGoogle・Microsoftで広告改善・レポート作成・EC運用をフルリモートで担当しています。海外のチームメンバーと非同期でやり取りしながら、オフィスに一度も行かない週が続くこともある環境です。

この記事では、実際にリモートワークをしている立場から「どんな職種がリモートに向いているか」を書きます。職種のリストより、「なぜその職種がリモートに向いているか」の構造を理解する方が、自分に合う職種を見つける上で役に立ちます。

外資ITのリモートワークで実際にやっていること

まず私の具体的な業務内容を書きます。これが「リモートに向いている職種」の話の前提になります。

広告の改善
デジタル広告の運用データを分析し、パフォーマンスを改善するための施策を立案・実行します。キャンペーンの数値を確認し、どこに問題があるかを特定して改善策を実行する一連の業務です。全てデジタルデータを扱うため、場所を問わず完結します。

レポート作成
広告・マーケティング施策の結果を整理して報告資料を作成します。数値をまとめ、分析コメントを加え、次のアクションを提案する形式です。Slackやメール、ドキュメントツールでのやり取りが中心で、対面が必要な場面は基本的にありません。

EC運用
ECサイトの商品ページの改善、在庫管理、プロモーション施策の実行を担当します。これもシステムとデータを扱う業務のため、場所を選びません。

この3つの業務に共通しているのは「成果物がデジタルで完結する」という点です。書類を手で運ぶ必要がない、設備を操作する必要がない、対面でないと伝わらない情報がない。この条件が揃っている職種は、基本的にリモートワークが可能です。

リモートに向いている職種の共通点

「リモートワークができる職種」を選ぶときに最初に確認すべきは、以下の3つの条件です。

条件①:成果物がデジタルで完結する
書類・データ・コード・テキスト・画像、これらがアウトプットの中心になっている職種はリモート適性が高いです。対面でないと作れない成果物がある職種は、構造的にリモートが難しくなります。

条件②:コミュニケーションが非同期で成立する
会議が必要な場面でも、全てリアルタイムでないといけないわけではありません。ドキュメントに書いて共有する、Slackでやり取りするという非同期コミュニケーションが成立する職種は、リモート環境での生産性が保てます。逆に「その場での判断」「リアルタイムのチームワーク」が必須の職種はリモートが難しい。

条件③:成果が数値または成果物で測れる
リモートワークでは「どれだけ働いたか」ではなく「何を作ったか・どんな結果を出したか」が評価の基準になります。成果が可視化しやすい職種はリモート環境での評価がしやすいです。

リモートワークに向いている職種

上記の3条件に当てはまる職種を、実務の観点から評価します。

デジタルマーケター・広告運用
私が実際にやっている職種です。広告データの分析・施策立案・実行・レポート作成、全てがデジタルで完結します。Google・Meta・その他プラットフォームの管理画面はブラウザで操作できるため、オフィスにいる必要がありません。成果も数値(CPA・ROAS・クリック率など)で測れるため、リモート環境での評価もしやすいです。外資IT企業ではこの職種でのフルリモートが標準的です。

Webエンジニア・プログラマー
コードを書くという行為そのものがデジタルで完結します。GitHubでのコード管理、SlackやNotion等でのコミュニケーション、全てが非同期で成立します。成果物(動くコード・機能)が明確で評価しやすい点もリモート適性が高い理由です。ただし、チームの開発スタイルによっては「毎日スタンドアップ(短時間ミーティング)が必要」というケースもあり、タイムゾーンをまたぐ場合は調整が必要なこともあります。

Webデザイナー・UIUXデザイナー
デザインデータはFigmaやAdobe等のツールでクラウド管理できます。レビューもツール上でコメントが可能で、成果物のやり取りに対面が必要ありません。フィードバックが非同期で完結するため、リモートワークとの相性が高い職種です。

EC運用・ECディレクター
私の業務の一つです。商品ページの更新、在庫確認、プロモーションの設定、全てシステム上で完結します。売上・転換率・客単価という数値で成果が可視化されるため、リモートでの評価がしやすい職種です。

コンテンツライター・編集者
テキストを作る職種はリモート適性が最も高い部類に入ります。成果物(記事・コンテンツ)がデジタルで完結し、コミュニケーションも非同期で成立します。SEO・コンテンツマーケティング領域のライターは需要が高く、リモート求人の数も多いです。

データアナリスト
データを分析してレポートを作成する業務は、場所を問いません。BIツール(Tableau・Looker等)やExcel・Pythonを使った分析は全てデジタルで完結します。レポートという成果物が明確で、数値で評価される点もリモート適性が高い理由です。

カスタマーサクセス・サポート(IT系)
メール・チャット・ビデオ通話でのサポートは、対面でなくても成立します。特にSaaS系企業のカスタマーサクセス職は、ツールを使いこなしながら顧客とリモートでやり取りすることが前提の職種が多いです。

リモートワークが難しい職種の特徴

リモートに適していない職種にも、共通点があります。

物理的な操作が必要な職種
製造業・医療・建設・飲食、設備・機械・身体への接触が業務の中心にある職種は、構造的にリモートが不可能です。どれだけDXが進んでも、手術をリモートでやることはできません。

リアルタイムの対面コミュニケーションが必須な職種
対面での商談・交渉・接客が評価の基準になっている職種は、リモートに移行しにくいです。法人営業・店舗スタッフ・接客業がこれに当たります。ただし内勤営業やインサイドセールスはリモート化が進んでいます。

社内の物理的なオペレーションが中心の職種
総務・庶務・受付——社内の物理的な業務が中心の職種はリモートが難しいです。ただしこの領域でもデジタル化が進んでいる部分はあり、一部リモート可能な企業も増えています。

フルリモートで実際に困ったこと

リモートワークを理想化する記事が多いので、困ったことを正直に書きます。

相手のテンション感が分からない
チャットで送られてくるメッセージから、相手の感情や反応の温度感を読むことは難しいです。「了解です」という返信が快諾なのか渋々なのか、テキストだけでは判断できない場面がありました。顔が見える場面であれば表情で補完できる情報が、リモートでは完全に落ちます。

特に海外チームとのやり取りでは、文化的な背景も加わるためこの難しさが増します。「ポジティブな反応なのか礼儀的な返答なのか」の判断が難しい場面があります。

ただしこれは慣れと、ドキュメントの精度を上げることで対応できます。テキストで誤解が生じないよう、重要な意思決定は文書に残す習慣が自然に身につきました。

仕事と休息の切り替え
同じ空間で仕事と休息をするため、「今日の仕事が終わった」という感覚を持ちにくい日がありました。特に締め切りが近い時期は、仕事終わりも別の部屋でパソコンを開いている状態が続くことがあります。作業スペースを決めてそこ以外では仕事をしないというルールを自分で設定することで、この問題はかなり改善しました。

私自身は一人で黙々と仕事を進めるタイプのため、孤立感やモチベーション低下は感じませんでした。ただし「誰かと話しながら仕事をしたい」「チームの雰囲気からエネルギーをもらう」タイプの人には、フルリモートは向かないと感じています。

リモートワーク求人を探すための実践

リモートワーク求人を効率的に探す方法を、実際に使ったものに絞って書きます。

リモートワーク求人を探す際に最初にやるべきことは、「リモート可」という条件で絞り込む前に「自分がリモートで働ける職種かどうか」を確認することです。職種が合っていなければ、いくらリモート求人を探しても意味がありません。

確認したら、以下のサービスで絞り込んでください。

【リクルートエージェント】
求人数の絶対量が多いため、リモートワーク条件での絞り込みで選択肢が最も広く出ます。マーケティング・EC・コンテンツ・エンジニアなど幅広い職種でリモート求人を確認できます。担当者への要望として「フルリモートまたはハイブリッドの求人のみ」と最初に明示することで、条件に合わない求人の紹介を減らせます。

レバテックダイレクト
ITエンジニア・Webクリエイター向けの求人に特化したダイレクトリクルーティングサービスです。フレックス・リモートOKの求人が多く、技術系職種でリモートワークを探している場合に選択肢の質が高いです。スキルとポートフォリオを登録することで企業からスカウトが届く仕組みで、リモート条件の企業から積極的なアプローチが来ます。

よくある質問

Q:未経験でもリモートワーク職種に転職できますか?

職種によります。Webライター・データ入力・カスタマーサポートは未経験からのリモート転職事例が比較的多いです。デジタルマーケターやエンジニアは、未経験から転職する場合に学習投資が必要ですが、20代であれば転職後の習得を前提とした採用も存在します。「未経験でリモート」という条件は選択肢が狭くなるため、まず職種を決めてからリモート可能かを確認する順番をおすすめします。

Q:フルリモートとハイブリッドはどちらを選ぶべきですか?

自分のタイプによります。一人で集中して仕事を進めることが得意で、テキストコミュニケーションが苦にならない人はフルリモートに適性があります。チームとの関係性からモチベーションを得るタイプ、承認や反応を対話から得ている人はハイブリッドの方が長続きしやすいです。どちらが正解という話ではなく、自分の働き方のタイプと合っているかを確認してください。

Q:外資系企業はリモートワークが多いですか?

多い傾向があります。グローバルで統一された働き方の仕組みを持っている外資系企業は、リモートワークを前提とした業務設計が進んでいることが多いです。ただし外資系でも、日本法人の規模や職種によって実態は異なります。GoogleやMicrosoftのようなIT系外資はリモート環境が整っていますが、製造業や金融系の外資は出社が前提のケースもあります。

まとめ

「リモートワークができる職種」を探すより先に、「自分の職種がリモートに向いているかどうか」の判断基準を持つことが重要です。

その基準は3点です。成果物がデジタルで完結するか、コミュニケーションが非同期で成立するか、成果が数値または成果物で評価できるか。

私が外資ITでフルリモートを続けられているのは、広告改善・レポート作成・EC運用という業務がこの3条件を全て満たしているからです。場所を選ばない業務だから、リモートが自然に機能しています。

リモートワークへの転職を考えているなら、まず自分の現職または目指す職種がこの条件に当てはまるかを確認してください。条件が揃えば、リモートワークは特別な環境ではなく、普通の働き方になります。

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