「転職エージェントを使わない方がいい」という声を聞いて、迷っていませんか?
私はGoogle、Microsoft、アクセンチュアなど大手外資系企業を渡り歩く中で、転職エージェントを使った転職と使わなかった転職の両方を経験してきました。その経験から言えるのは、転職エージェントには向き不向きがあるということです。
この記事では、転職エージェントを使わない方がいいと言われる理由から、実際のメリット・デメリット、どんな人が使わない方がいいのかまで、実体験を交えて詳しく解説します。
「転職エージェントを使わない方がいい」と言われる理由

まず、なぜ転職エージェントを使わない方がいいと言われるのか、その理由を整理してみましょう。
担当者に振り回されるリスク
転職エージェントの担当者によって、転職活動が左右されるリスクがあります。
よくある問題
- 担当者の都合で面談スケジュールが決められる
- 希望していないタイミングで連絡がくる
- 担当者の意見に流されて本来の希望からずれる
- レスポンスが遅い担当者に当たる
希望に合わない求人を紹介される
エージェントのビジネスモデル上、成約しやすい求人を優先される場合があります。
- 本当に希望する企業ではなく、内定が出やすい企業を勧められる
- 年収が下がる求人ばかり紹介される
- 担当者の得意分野の求人に偏る
- 企業の都合を優先した紹介
このような経験から「自分で選んだ方が良い」と感じる人も多いでしょう。
自分のペースで転職活動できない
転職エージェントには一定のスケジュール感があります。
- 面接日程を急かされる
- 内定承諾の期限を短く設定される
- 他の選考状況を頻繁に確認される
- 自分のタイミングで進められない
じっくり検討したい人には、このペースが合わない場合があります。
企業との直接的なやり取りができない
全て担当者を通してのやり取りになるため、直接性が失われます。
- 企業の雰囲気を直接感じられない
- 質問や要望が正確に伝わらない可能性
- 企業側の本音が聞けない
- 入社前の不安が解消されにくい
転職エージェントを使わないメリット
転職エージェントを使わない場合の具体的なメリットをご紹介します。
自分のペースで転職活動を進められる
自分の都合に合わせて転職活動ができます。
- 平日の夜や週末に集中して活動できる
- 急かされることなく、じっくり検討できる
- 他の予定と調整しながら進められる
- 転職活動の優先順位を自分で決められる
企業と直接コミュニケーションが取れる
企業の採用担当者と直接やり取りできます。
- 企業の雰囲気を直接感じられる
- 疑問点をその場で確認できる
- 企業側の本音や期待値を聞ける
- 入社後のミスマッチを防げる
直接的なコミュニケーションにより、より深い企業理解が可能になります。
幅広い選択肢から自由に選べる
転職エージェントが扱っていない企業にもアクセスできます。
- ベンチャー企業やスタートアップ
- 転職エージェントを使わない企業
- 外資系企業の本国採用
- 業界特化型の企業
選択肢が広がることで、より理想に近い転職先を見つけられる可能性があります。
第三者の意見に左右されない
自分の判断で転職活動を進められます。
- 本当に自分が望む転職ができる
- 担当者の主観に影響されない
- 自分の価値観を大切にできる
- 後悔のない転職決定ができる
転職エージェントを使わないデメリット
一方で、転職エージェントを使わない場合のデメリットも理解しておきましょう。
非公開求人にアクセスできない
転職エージェント限定の求人に出会えません。
- 優良企業の非公開求人
- 高年収のポジション
- 新規事業の立ち上げメンバー
- 管理職クラスの求人
実際に、私がGoogle転職時に紹介された求人は、一般公開されていない非公開求人でした。
専門的なサポートが受けられない
転職のプロからのアドバイスがありません。
- 業界の転職トレンド情報
- 企業の内部情報
- 面接官の傾向と対策
- 年収相場の情報
これらの情報は、転職成功率を大きく左右します。
面接対策や書類添削がない
応募書類の作成や面接対策を全て自分で行う必要があります。
- 履歴書・職務経歴書の作成
- 企業に合わせた志望動機の作成
- 面接での想定質問への準備
- 模擬面接の実施
特に転職経験が少ない場合、これらの準備は大きな負担になります。
条件交渉を自分で行う必要がある
年収や待遇の交渉を自分で行わなければなりません。
- 年収交渉のタイミング
- 交渉の進め方
- 相場感の把握
- 交渉決裂のリスク
日本人は条件交渉が苦手な傾向があり、結果的に不利な条件で入社してしまうケースもあります。
転職活動の効率が下がる可能性
情報収集から応募まで全て自分で行うため、時間がかかります。
- 企業研究に時間がかかる
- 応募書類の作成に時間がかかる
- 面接日程の調整が大変
- 複数企業の管理が困難
忙しい現職を続けながらの転職活動では、効率性は重要な要素です。
転職エージェントを使わない方がいい人の特徴
以下の特徴に当てはまる人は、転職エージェントを使わない方が良いかもしれません。
転職の方向性が明確に決まっている人
具体的な転職プランがある人
- 希望する企業が明確
- 目指すポジションが決まっている
- 業界・職種の変更がない
- 転職理由が明確
自分で情報収集・分析ができる人
リサーチ能力が高い人
- 企業研究が得意
- 業界動向を把握している
- 転職市場の情報に詳しい
- 分析力がある
交渉力に自信がある人
コミュニケーション能力が高い人
- 条件交渉が得意
- 自分の価値をアピールできる
- 相手の立場を理解できる
- Win-Winの関係を築ける
時間に余裕がある人
転職活動に十分な時間を割ける人
- 現職の負担が軽い
- 転職活動に集中できる環境
- スケジュール調整が自由
- じっくり検討できる時間がある
転職エージェントを使った方がいい人の特徴
逆に、以下の特徴に当てはまる人は転職エージェントを使った方が良いでしょう。
転職が初めての人
転職経験がない人
- 転職の進め方が分からない
- 応募書類の作成方法が分からない
- 面接対策の方法が分からない
- 転職市場の情報がない
異業種転職を考えている人
未経験の業界・職種への転職
- 業界の情報が不足している
- 求められるスキルが分からない
- 転職の難易度が分からない
- 企業選びの基準が分からない
忙しくて転職活動の時間が取れない人
現職が忙しい人
- 転職活動に時間を割けない
- 効率的に進めたい
- 情報収集の時間がない
- スケジュール調整が困難
条件交渉が苦手な人
交渉に不安がある人
- 年収交渉に自信がない
- 相手との交渉が苦手
- 適正な条件が分からない
- 交渉で関係を悪化させたくない
転職エージェントを使わない場合の転職活動方法

転職エージェントを使わない場合の具体的な転職活動方法をご紹介します。
転職サイトの活用方法
転職サイトを効果的に活用しましょう。
活用のポイント
- 複数の転職サイトに登録する
- 希望条件を詳細に設定する
- 定期的に新着求人をチェックする
- スカウト機能を活用する
おすすめの転職サイトはこちらの記事で解説しています。
企業の採用ページから直接応募
企業の公式サイトから直接応募する方法です。
メリット
- 最新の求人情報を確認できる
- 企業の雰囲気を感じられる
- 採用担当者と直接コミュニケーション
- 競争相手が少ない場合がある
注意点
- 定期的にチェックする必要がある
- 応募書類の作成を自分で行う
- 面接対策も自分で準備する
リファラル採用の活用
知人・友人からの紹介を活用する方法です。
メリット
- 企業の内部情報を得られる
- 面接通過率が高い
- ミスマッチが少ない
- 信頼関係がある状態でスタート
活用方法
- 転職意向を周囲に伝える
- 業界のネットワークを活用する
- SNSで情報発信する
- 元同僚との関係を維持する
転職フェア・イベントへの参加
転職フェアや業界イベントに参加する方法です。
メリット
- 複数企業と効率的に接触できる
- 企業の雰囲気を直接感じられる
- 採用担当者と直接話せる
- 業界の情報を収集できる
参加のコツ
- 事前に参加企業を調べる
- 質問を準備しておく
- 名刺を持参する
- フォローアップを忘れない
転職エージェントを効果的に活用する方法
転職エージェントを使う場合の効果的な活用方法もお伝えします。
複数のエージェントを使い分ける
3〜4社のエージェントを併用することをおすすめします。
使い分けのポイント
- 総合型と特化型を組み合わせる
- 担当者の質を比較する
- 異なる視点でのアドバイスを得る
- リスクヘッジを図る
担当者との関係構築のコツ
担当者との信頼関係が成功の鍵です。
関係構築のポイント
- 正直に現状を伝える
- 迅速なレスポンスを心がける
- 感謝の気持ちを伝える
- 定期的にコミュニケーションを取る
希望条件の明確化
具体的で現実的な希望条件を伝えましょう。
明確化すべき項目
- 職種・業界
- 年収レンジ
- 勤務地・働き方
- 会社規模・企業文化
- 転職時期
おすすめ転職サービス
転職エージェントを使わない場合と使う場合、両方のおすすめサービスをご紹介します。
1位 【リクルートエージェント】

【公式サイト】https://www.r-agent.com/
| おすすめ度 | おすすめ理由 | 求人数 | こんな人に おすすめ |
|---|---|---|---|
| 実績・求人数・サポート充実 初心者も高年収層も対応 | 20万件以上(非公開含む) | はじめての転職 キャリアアップ 現職に迷う人 |
【リクルートエージェント】は、1977年の設立以来、国内最大規模の転職支援サービスとして圧倒的な実績を誇ります。
業界トップクラスの約30万件もの求人を有し、様々な業界・職種・雇用形態から自分に合った仕事を探したい方に対応可能です。
経験豊富なキャリアアドバイザーが、あなたの経歴やスキル、希望条件、キャリアビジョンまで丁寧にカウンセリング。
「応募歓迎」「面接確約」などの企業スカウトサービスも充実しており、全世代・全業界の転職希望者から幅広く選ばれています。
特徴
- 求人数業界最大級
- 非公開求人・面接対策・書類添削・条件交渉
- エージェント型
転職活動の最初の一歩として活用するのがおすすめです。特に第二新卒や転職回数が少ない方は、まずここで転職市場全体を把握しましょう。ただし、紹介される求人をすべて受けるのではなく、自分の軸をしっかり持って選別することが重要です。
2位 リクナビNEXT

【公式サイト】https://next.rikunabi.com/
| おすすめ度 | おすすめ理由 | 求人数 | こんな人に おすすめ |
|---|---|---|---|
| 簡単・スピーディ 幅広い求人×情報量 匿名で使える | 約10万件 | 自分で求人探しを進めたい人 忙しい人 転職初心者 |
リクナビNEXTは、自分のペースで転職活動を進めたい方向けの日本最大級・会員数最多の転職求人サイトです。
幅広い業種・職種から毎週2万件以上の新着求人が掲載され、利用者は全国どこからでも自由に求人を検索・比較・応募できます。
独自の「オファー」や「グッドポイント診断」で、企業やエージェントから自分に合うスカウトが届く仕組みも好評。
忙しい方もスマホアプリで簡単に情報収集や応募ができ、幅広い年代・キャリア層の利用者に支持されています。
特徴
- 求人数業界最大級
- 自己応募型
- オファー・気になる・グッドポイント診断・ノウハウ豊富
転職エージェントと並行して利用するのがベストです。エージェントでは紹介されない求人に出会えることも多いので、視野を広げるツールとして活用しましょう。スカウト機能を使う際は、職務経歴書を充実させることが重要です。
3位 JACリクルートメント

【公式サイト】JAC Recruitment
| おすすめ度 | おすすめ理由 | 求人数 | こんな人に おすすめ |
|---|---|---|---|
| 管理職/外資/年収アップで実績 情報提供力・企業との関係性 | 約2万件(非公開含む) | 30代以上 管理職志望 外資/ハイクラス志望者 |
JACリクルートメントは、30代以上のミドル~ハイクラス層や管理職・専門職・外資系への転職支援に強みを持つ大手エージェントです。
英語・中国語対応サポートや、グローバル案件・日系大手・外資大手の独占求人を豊富に取り扱っています。
求人紹介だけでなく、企業別の選考基準・社風などの“リアル”な情報提供にも定評があり、職務経歴書の戦略的な添削や英語面接・適性検査対策まで総合的にサポート。
年収1,000万円以上の高年収案件も多く、「キャリアの質」を高めたい中堅層・グローバル志向の方に選ばれています。
特徴
- 管理職・ミドル層・外資求人
- キャリアコンサルタントとダブルサポート
- 両面型エージェント
外資系や年収600万円以上を狙う方には必須のサービスです。ただし、ある程度のスキルや経験がないと厳しいのも事実。まずは職務経歴書を充実させ、自分の市場価値を高めてから利用することをおすすめします。担当者とは密にコミュニケーションを取り、信頼関係を築くことが成功の鍵です。
4位 リクルートダイレクトスカウト

【公式サイト】https://directscout.recruit.co.jp/
| おすすめ度 | おすすめ理由 | 求人数 | こんな人に おすすめ |
|---|---|---|---|
| ハイクラス求人豊富 自分の経験や希望に合わせスカウト来る | 約37万件(公開求人数) | 年収アップ狙い 忙しい管理職 ヘッドハンター希望者 |
リクルートダイレクトスカウトは、主に年収800万円以上をターゲットとしたスカウト型転職支援プラットフォームです。
厳選されたヘッドハンターや企業人事からレジュメに基づくスカウトが直接届きます。
AIがあなたの経歴や希望条件からマッチする求人・スカウトを自動推薦し、ヘッドハンター検索・指名も自在にできる点が特徴です。パーソナルなキャリア相談チャットや求人ごとの条件比較も簡単。
特に「現職が多忙な管理職、中~上級スペシャリスト」「キャリアアップや年収アップを実現したい方」「企業からじっくりスカウトオファーを待ちたい方」に支持が厚いサービスで、非公開の上級求人・経営ポストなど“普通の転職サイトでは出会えない求人”に多数出会える環境を整えています。
特徴
- スカウト型
- AIによるレジュメ分析と求人推奨
- ヘッドハンターに自分で指名可
- チャット相談
年収600万円以上の方は登録必須です。ただし、受け身の姿勢だけでなく、気になるヘッドハンターには積極的にアプローチすることをおすすめします。職務経歴書の更新は定期的に行い、常に最新の状態を保ちましょう。
5位 【type転職エージェント】

【公式サイト】https://type.career-agent.jp/
| おすすめ度 | おすすめ理由 | 求人数 | こんな人に おすすめ |
|---|---|---|---|
| 年収UP実現率79% 独自求人 満足度も82% | 約3.5万件以上 | IT・Webや営業 年収アップ狙いの首都圏在住者に |
【type転職エージェント】は、首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)を中心に、IT・Web業界や製造業、営業職、ハイクラスなどの専門分野に強みを持つ、東証プライム上場の大手エージェントです
累計34万人以上の転職支援実績を持ち、専門性の高いキャリアアドバイザーが、登録者一人ひとりに寄り添いながらキャリアの棚卸しから求人紹介、書類添削、面接対策、条件交渉、内定後のフォローまで一貫して手厚くサポートします。
type転職エージェントの求人の約7割は非公開求人であり、大手企業や人気ベンチャー、安定した老舗企業など幅広い選択肢が揃っています。
IT・Web、営業職、ハイクラス、ものづくり分野でキャリアアップしたい方には最適なエージェントサービスです。
特徴
- IT・Web、営業、ハイクラス等分野に強い
- 短期決定率高、都心部中心、女性向け部門あり
IT業界で既に一定の経験を積んでいる方にとって、非常に価値の高いサービスです。業界特化型ならではの専門性と、豊富な求人ネットワークを活用することで、効率的な転職活動が可能になります。
6位 ハタラクティブ

【公式サイト】https://hataractive.jp/
| おすすめ度 | おすすめ理由 | 求人数 | こんな人に おすすめ |
|---|---|---|---|
| サポートが親切 未経験可求人比率高い | 非公開(公開約2,000件) | 20代 初めての転職が不安な人 |
ハタラクティブは、20代の未経験者・第二新卒・既卒・フリーター層を対象にした転職エージェントです。
履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、企業ごとの選考フロー解説はもちろん、キャリア相談や仕事選びの不安にも徹底して寄り添います。
紹介求人は未経験歓迎・研修充実・人柄重視の企業が多く、内定獲得までの平均スピードも業界上位。
オンライン面談対応、独自アドバイザーによる親身な伴走支援、企業との密な連携によるマッチング精度の高さなどから、はじめての転職に不安の大きいい世代・社会人経験の少ない方から非常に高い満足度を集めています。
特徴
- 未経験歓迎求人多い
- オンライン面談可
- 書類添削・面接サポート充実
第二新卒や既卒、転職に自信がない方には心強いサービスです。ただし、キャリアアップを目指す段階になったら、他のサービスと併用することをおすすめします。まずはここで転職の基礎を学び、自信をつけることから始めましょう。
よくある質問
転職エージェントの断り方
Q: 転職エージェントからの連絡を断りたい場合は?
A: 丁寧にお断りの連絡をしましょう。
断り方のポイント
- 理由を明確に伝える
- 感謝の気持ちを表す
- 今後の可能性を残す場合は伝える
- メールで記録を残す
転職サイトとエージェントの併用
Q: 転職サイトとエージェントの併用は可能ですか?
A: 併用は全く問題ありません。
併用のメリット
- 選択肢が広がる
- 効率的な転職活動
- 複数の視点でアドバイス
- リスクヘッジ
注意点
- 同じ企業への重複応募を避ける
- 情報管理をしっかり行う
- 優先順位を明確にする
費用について
Q: 転職サイトやエージェントの利用料金は?
A: 求職者の利用は完全無料です。
無料の理由
- 企業から成功報酬を受け取るため
- 求職者は一切費用負担なし
- 安心して利用できる
まとめ
転職エージェントを使わない方がいいかどうかは、あなたの状況や希望によって決まります。
転職エージェントを使わない方がいい人
- 転職の方向性が明確
- 自分で情報収集・分析ができる
- 交渉力に自信がある
- 時間に余裕がある
転職エージェントを使った方がいい人
- 転職が初めて
- 異業種転職を考えている
- 忙しくて時間がない
- 条件交渉が苦手
私の経験から言えるのは、転職エージェントは使い方次第だということです。上手に活用すれば強力な味方になりますが、依存しすぎると思うような転職ができない場合もあります。
最も重要なのは、あなた自身が転職活動の主導権を握ることです。転職エージェントを使う場合も使わない場合も、最終的な判断は自分で行いましょう。
まずは転職サイトに登録して情報収集を始め、必要に応じて転職エージェントも活用することをおすすめします。理想のキャリアを実現するために、今すぐ行動を起こしましょう。