広告 退職

退職代行の料金相場は2万円から10万円まで幅がある。価格差の理由と「自分の状況にどれを選ぶか」の判断基準

ビギー

新卒でブラック企業に入社後、心身ともに疲弊しながらも「このままでは終わりたくない」と思い、20代のうちに複数回の転職を経験。 試行錯誤の末、GoogleやMicrosoft、アクセンチュアといった外資系大手企業で働くチャンスを掴み、キャリアも年収も大きく好転させました。 このブログでは、当時の自分のように悩む20代の方に向けて、転職・退職・キャリアアップに関するリアルな情報や体験談をお届けしています。

退職代行の料金を調べると、2万円から10万円以上まで幅があります。この価格差が何を意味するのか分からないまま選ぶと、後悔することがあります。

アクセンチュアの同期に「料金の違いを理解せずに退職代行を選んで後悔した」という経験をした人がいました。具体的には交渉が必要な状況だったのに、交渉ができない一般企業型を選んでしまい、有給消化ができなかったという話でした。

一方でGoogleの同期は、前職を労働組合系の退職代行で辞めており「スムーズに退職できて有給も全て消化できた」と話していました。

料金の違いは「何ができるか」の違いです。自分の状況に合った種類を選べば、必ずしも高い方がいいわけでも、安い方が良いわけでもありません。この記事では料金の違いの構造と、自分の状況にどれを選ぶかの判断基準を書きます。

退職代行の料金が2万円から10万円まで異なる理由

退職代行には運営主体によって3つのタイプがあり、そのタイプによって法的にできることが異なります。この「できることの差」が料金の差に直結しています。

一般企業型は2〜3万円が相場です。退職の意思を会社に伝えることはできますが、会社との「交渉」はできません。「退職を認めない」「有給を認めない」という状況になったとき、法的な対応ができない限界があります。単純に退職の意思を伝えるだけで十分な状況であれば、この価格帯で解決できます。

労働組合型は2.5〜3.5万円が相場です。労働組合が運営しているため、団体交渉権を持ちます。これにより有給消化の交渉・退職日の調整・未払い賃金の請求といった「会社との交渉」が法的に可能です。価格帯は一般企業型とほぼ変わらないにもかかわらず、できることが大幅に広がります。料金と機能のバランスが最も良いタイプです。

弁護士法人型は5〜10万円が相場です。弁護士が対応するため、法的な交渉力が最も高い。未払い残業代の請求・ハラスメントへの法的対応・損害賠償請求・裁判対応まで対応できます。費用は高いですが、法的トラブルが想定される状況では最も確実な選択肢です。

この構造を理解すると「なぜ料金が違うのか」が分かります。安い=悪い、高い=良いではなく、自分の状況に必要な機能を持つタイプを選ぶことが重要です。

私が「弁護士型一択」と判断した理由

私はブラック企業での退職に退職代行を使いませんでした。上司から「辞めた方がいい」という言葉をきっかけに自分で退職できたためです。

ただし当時の状況を振り返ると、もし退職代行を使う必要があった場合は弁護士型以外を選ばなかったと思います。

理由は当時の職場でパワハラを受けていたからです。朝礼での怒鳴り声、説教部屋での長時間拘束、威圧的な言動が日常でした。この状況で退職を申し出た場合、引き止めや脅しが来る可能性が高く、「退職の意思を伝えるだけ」で終わる一般企業型では対応できない可能性がありました。

パワハラの証拠を保全した上で退職したい、または未払い残業代を請求したいという状況では、弁護士法人型でなければ対応できません。費用が5万円以上かかっても、その機能が必要な状況です。

「自分の職場の状況で、退職代行に何が求められるか」という視点で料金を判断することが重要です。

一方でパワハラがなく、単純に退職を申し出て引き止めに対処したいという状況であれば、労働組合型で十分です。Googleの同期がこのケースで労働組合型を使い、有給消化まで含めてスムーズに終わったという話は、この判断の根拠になります。

料金タイプ別の選び方:3パターンの判断基準

自分の状況がどのパターンに当てはまるかで、選ぶ料金帯が変わります。

一般企業型(2〜3万円)が合う状況は、退職の意思表示をするだけで手続きが進むと思われる場合です。会社との関係が比較的穏やかで、引き止めが強くなる可能性が低い場合、または心理的に限界で今すぐ動き出したいが費用を最小限にしたい場合に向いています。ただし交渉が必要な場面が来たとき対応できない限界があることを理解した上で選んでください。

労働組合型(2.5〜3.5万円)が合う状況は、有給消化の確保や退職日の調整など、一定の交渉が必要な場合です。費用は一般企業型とほぼ同じですが、団体交渉権があるため対応できる範囲が大幅に広がります。一般企業型を選ぶ理由が特にない場合は、費用がほぼ変わらない労働組合型を選ぶ方が合理的です。

弁護士法人型(5〜10万円)が合う状況は、パワハラ・セクハラの被害がある、未払い残業代の請求をしたい、退職後に法的手続きに進む可能性がある、という場合です。費用は高いですが、この状況では弁護士法人型以外では対応できない場面が生じます。私がブラック企業でパワハラを経験していた状況であれば、費用の高さに関わらず弁護士法人型を選ぶ判断になります。

「安い退職代行」を選ぶときに注意すること

料金が安いサービスを選ぶ際に確認すべき点があります。

追加料金が発生しないかを確認してください。初期費用が安く見えても、有給交渉や書類対応に追加費用が発生するサービスがあります。トータルの費用が最初の提示額より高くなることがあります。「追加料金なし」と明示しているサービスを選ぶことで、この問題を回避できます。

一般企業型か労働組合型かを確認してください。同じ2万円台でも、一般企業型と労働組合型では交渉能力に大きな差があります。安い理由が「一般企業型だから」という場合、交渉が必要な場面で機能しない可能性があります。

後払い対応かどうかも確認すべき点です。精神的に追い詰められている状態では、先払いの決済手続き自体が負担になることがあります。後払い対応のサービスを選ぶことで、退職完了後に支払いができます。

成功実績と返金保証を確認してください。退職代行の信頼性を判断する際、退職成功率と「退職できなかった場合の全額返金保証」があるかどうかが判断基準になります。実績が少ないサービスや返金保証がないサービスは、問題が起きたときのリスクが高いです。

料金以外で確認すべき5つのポイント

退職代行を選ぶ際、料金と同時に確認すべき点を整理します。

1つ目は連絡方法と対応時間です。LINEで24時間対応しているサービスは、精神的に限界で深夜に決断した場合でもすぐに動き出せます。電話のみ・平日9時〜18時のみというサービスは、急ぎの対応が必要な場面で使いにくいです。

2つ目は有給消化への対応可否です。退職代行を使う際に有給が残っている場合、有給消化の交渉ができるかどうかで実質的な手取りが変わります。一般企業型は有給交渉ができないため、有給が残っている場合は労働組合型または弁護士法人型を選んでください。

3つ目は返却物の対応です。保険証・制服・備品の返却手続きを代行してくれるサービスがあります。会社と一切関わりたくない場合、この手続きのサポートがあるかどうかを確認してください。

4つ目はアフターフォローの内容です。退職後の書類(離職票・源泉徴収票)の受け取り方法や、転職サポートが付帯しているサービスがあります。退職後の動き方について相談できる環境があるかどうかも判断材料になります。

5つ目は即日対応の可否です。「今すぐ動き出したい」「今日中に会社に連絡を入れたい」という状況では、即日対応のサービスを選ぶ必要があります。ほとんどの退職代行サービスが即日対応を謳っていますが、実際に申し込みから数時間で会社に連絡できるかは確認してください。

料金帯別おすすめサービス

一般企業型を選ぶ場合は、追加料金なしと返金保証が明示されているサービスを選んでください。初めて退職代行を使う場合で、交渉が必要な状況でないと判断した場合の選択肢です。

労働組合型の代表的なサービスは退職代行ネルサポです。労働組合と連携しており有給消化の交渉が可能で、料金は業界最安値帯の15,000円で後払い対応もしています。退職成功率100%を掲げており、追加費用なしでLINEでの24時間相談対応が充実しています。費用と機能のバランスが最も良い選択肢です。私のGoogleの同期が使ったような「スムーズに退職して有給も全て消化できる」という結果を求めるなら、この料金帯のサービスが合っています。

弁護士法人型の代表的なサービスは弁護士法人みやびです。弁護士が直接対応し会社への連絡・退職手続き・未払い請求・裁判対応までサポートします。3つの料金体系があり、状況に応じて選べます。パワハラを経験している、未払い残業代を請求したい、法的対応が必要という状況では、費用が5万円以上かかっても弁護士法人型を選ぶべきです。私がブラック企業でパワハラを受けていた状況での判断もこれでした。

よくある質問

退職代行の費用は誰が払うのかという質問をよく受けます。退職代行の費用は依頼者本人が支払います。会社が負担することも、国が補助することもありません。ただしサービスによって先払いと後払いを選べる場合があり、精神的・経済的に厳しい状況では後払い対応のサービスを選んでください。

退職代行を使ったら転職活動に影響しますか という質問もあります。影響しません。退職代行を使ったことは転職先に伝える義務がなく、確認する手段もありません。面接では退職代行を使ったかどうかではなく、なぜ転職したいかという動機を話してください。

一番安いプランだと有給消化できないのかという質問もあります。一般企業型(2〜3万円)は有給消化の交渉ができません。有給が残っている場合は、労働組合型または弁護士法人型を選んでください。労働組合型は一般企業型と費用がほぼ変わらない場合があるため、有給が残っているなら労働組合型を選ぶ方が合理的です。

退職代行を使って損害賠償を請求されることはないかという質問もあります。通常の退職で損害賠償が認められることはほぼありません。機密情報の持ち出し・競業避止義務への重大違反・無断欠勤による重大損害という特殊なケース以外では、退職の意思表示だけで損害賠償は認められません。損害賠償を脅しとして使ってくる会社には弁護士法人型が最も有効に機能します。

まとめ

退職代行の料金は2万円から10万円以上まで幅がありますが、この差は「何ができるか」の違いです。

選び方の基準はシンプルです。パワハラ・法的トラブルが想定される状況なら弁護士法人型(5〜10万円)、有給消化の交渉が必要なら労働組合型(2.5〜3.5万円)、退職の意思表示だけで足りる状況なら一般企業型(2〜3万円)です。

料金が安いから悪い、高いから良いという判断ではなく、自分の職場の状況に必要な機能を持つタイプを選ぶことが、後悔しない退職代行選びの基準です。

Googleの同期が労働組合型で有給まで消化してスムーズに退職できたという話は、正しい種類を選べば低い料金帯でも十分な結果が出ることの実例です。料金を比較する前に「自分の状況に何が必要か」を先に判断してください。

-退職
-