「在宅勤務している人がずるい」「なんで自分だけ毎日通勤しなきゃいけないの?」
こんな風に感じたことはありませんか?毎朝満員電車に揺られながら、SNSで在宅勤務の投稿を見て羨ましく思う気持ち、とてもよく分かります。
実は私も、新卒でブラック企業に入社した22歳の頃は全く同じ気持ちでした。毎月100時間の残業に加えて片道1時間の通勤、そんな中で在宅勤務をしている友人を見て「いいなぁ、ずるいなぁ」と思っていたものです。
しかし現在28歳の私は、大手外資ITでフルリモート勤務を実現しています。プロジェクトマネジメントやグローバル案件を自宅から担当し、通勤時間ゼロの生活を送っています。
この記事では、在宅勤務がずるいと感じる理由を整理した上で、実際に在宅勤務を実現するための具体的な方法をお伝えします。
私自身の転職体験談も交えながら、リアルな情報をお届けしますので、ぜひ最後までお読みください。
在宅勤務とは?基本的な働き方を整理

在宅勤務(テレワーク・リモートワーク)とは、自宅やコワーキングスペースなど、オフィス以外の場所で業務を行う働き方のことです。
新型コロナウイルスの影響で一気に普及しましたが、現在でも多くの企業が継続的に導入しています。総務省の調査によると、2023年時点で約30%の企業が在宅勤務制度を導入しており、働き方の選択肢として定着しています。
在宅勤務には以下のような形態があります
- 完全在宅勤務(フルリモート):基本的にオフィスに出社せず、全て自宅で業務
- ハイブリッド型:週2-3日は在宅、残りは出社
- 一時的在宅勤務:必要に応じて在宅勤務を選択
私が現在行っているのは完全在宅勤務で、月に1回程度しかオフィスに行きません。
在宅勤務がずるいと思われる5つの理由
1. 通勤時間がゼロで時間的メリットが大きい
最も大きな理由は通勤時間の削減です。
私の場合、以前は片道1時間かけて通勤していたので、1日2時間、月に約40時間を通勤に費やしていました。現在は朝9時に起きても9時30分には仕事を開始できるため、この時間を睡眠や副業、スキルアップに充てることができています。
周りから見ると「毎朝ゆっくり起きられてずるい」と感じられるのも無理はありません。
2. 服装や身だしなみが自由
オフィス勤務ではスーツや制服、髪型やメイクなど、様々な身だしなみのルールがありますよね。
在宅勤務では基本的にWeb会議の際の上半身しか映らないため、下はパジャマ、上だけシャツという人も多いです。私も実際、Web会議以外の時間は部屋着で仕事をしています。
朝の支度時間も大幅に短縮でき、「身だしなみに時間とお金をかけなくてもいいなんてずるい」と思われるのも当然です。
3. 上司の目が届かない環境
オフィスでは常に上司や同僚の視線があり、息が詰まる思いをされている方も多いでしょう。
在宅勤務では基本的に一人で作業するため、プレッシャーを感じることなく集中して業務に取り組めます。休憩のタイミングも自分で決められるため、「監視されずに自由に働けてずるい」と感じられるのも理解できます。
4. 家事や育児との両立がしやすい
在宅勤務最大のメリットの一つがワークライフバランスの向上です。
昼休みに洗濯物を干したり、夕方に子供のお迎えに行ったり、オフィス勤務では不可能な両立が可能になります。特に子育て世代からは「家族との時間を大切にできてずるい」という声をよく聞きます。
5. 職場の人間関係から解放される
意外に大きいのが人間関係のストレス軽減です。
苦手な同僚との雑談や、理不尽な上司との対面でのやり取りが激減し、業務に集中できる環境が整います。私もブラック企業時代は人間関係に悩まされていたので、この点は本当に大きなメリットだと感じています。
【体験談】元ブラック企業勤務の私がフルリモートを実現するまで
ここで、私自身の体験談をお話しします。
22歳の時、新卒で入社したのは典型的なブラック企業でした。毎月100時間の残業、パワハラ上司、そして片道1時間の満員電車通勤。当時の私は「在宅勤務なんて一部の恵まれた人だけの話」だと思っていました。
しかし、心身ともに限界を感じた私は、わずか3ヶ月で退職を決意。第二新卒向けエージェントを利用して大手IT企業に転職しました。
この会社では週1-2回の在宅勤務が可能でしたが、まだ完全リモートではありませんでした。
24歳でフリーランスとして活動を開始し、完全に場所に縛られない働き方を初めて経験。この時「在宅勤務は決してずるいことではなく、働き方の選択肢の一つ」だと実感しました。
その後アクセンチュア、Google、そしてMicrosoftと、外資系企業を中心にキャリアを積み重ねました。これらの企業はいずれもリモートワークに対して非常に理解があり、現在は完全フルリモートで働いています。
振り返ってみると、在宅勤務を「ずるい」と羨むだけでなく、実際に行動を起こしたことが現在の働き方に繋がったと思います。
在宅勤務を実現する具体的な方法

現在の職場でリモートワーク制度を提案する
まずは現在の勤務先での可能性を探ってみましょう。
新型コロナ以降、多くの企業がリモートワークの有効性を実感しています。人事部や直属の上司に業務効率化やコスト削減の観点から提案してみる価値があります。
ただし、保守的な企業や製造業では難しい場合も多いのが現実です。
リモートワーク可能な企業への転職
最も確実な方法は転職です。
私の経験上、以下のような企業がリモートワークに積極的です
- 外資系IT企業(Google、Microsoft、Amazon等)
- 日系大手IT企業(富士通、NEC、日立等)
- スタートアップ企業
- コンサルティング会社
転職活動ではリモートワーク制度の有無を必ず確認し、面接でも積極的に質問することをおすすめします。
フリーランスとして独立する
完全に場所に縛られない働き方を求めるなら、フリーランスという選択肢もあります。
私も24歳の時に経験しましたが、営業から経理まで全て自分で行う必要があるため、会社員よりもハードルは高くなります。しかし、時間と場所の自由度は最大になります。
在宅勤務ができる職種・できない職種
在宅勤務ができる職種
- ITエンジニア(システム開発、保守運用)
- Webデザイナー・クリエイター
- コンサルタント
- マーケティング・広報
- 経理・人事などの管理部門
- 営業(インサイドセールス、Web商談)
- ライター・編集者
- データアナリスト
私が現在担当しているプロジェクトマネジメントも、チームメンバーが世界各地にいるため、完全にオンラインで完結しています。
在宅勤務が難しい職種
- 製造業(工場勤務、品質管理)
- 小売・接客業
- 医療・介護
- 建設・土木
- 運輸・物流
- 保育・教育(一部オンライン授業除く)
ただし、これらの職種でも管理部門や企画部門であれば在宅勤務の可能性があります。
在宅求人に強いおすすめ転職サイト・エージェント3選
実際に私が利用した中から、在宅勤務求人に強い転職サービスをご紹介します。
【リクルートエージェント】

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業界最大級の求人数を誇るので全国のリモートワーク求人もカバーしています。総合的な点においても転職活動の最初の一歩として活用するのがおすすめです。
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レバテックダイレクト

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https://levtech-direct.jp/ | 技術職の求人 情報密度が高い | 約9,000件 | エンジニア・クリエイター スキルを活かす転職希望者 |
レバテックダイレクトはITエンジニア、Webクリエイターなど技術系転職者向けのダイレクトリクルーティング型サービス。
企業から直接スカウトが届き、スキルやポートフォリオを活かした転職活動が可能。
フレックス・リモートOKなど働き方多様な求人が多いです。
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IT特化になりますがフルリモートの求人を多数扱っています。エンジニア向けダイレクトリクルーティングサービスとして非常に優秀でした。定期的な更新で良質なスカウトが増えます。
レバテックダイレクトは専門性の高い求人を数多く保有し、高単価・好待遇案件も揃うため、実績あるエンジニアやクリエイターから幅広く支持されています。
ジールエージェント

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- 20代/第二新卒特化
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クラウドリンク

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在宅勤務のメリット・デメリット【リアル体験談】
メリット
時間の有効活用
通勤時間がなくなることで、1日2-3時間の時間が生まれます。私はこの時間を副業やスキルアップに充てており、収入も大幅にアップしました。
ストレス軽減
人間関係や通勤のストレスから解放され、精神的にとても楽になりました。集中して仕事に取り組める環境は、生産性向上にも繋がっています。
コスト削減
交通費、外食費、スーツ代など、月3-5万円程度のコスト削減効果があります。
デメリット
コミュニケーション不足
同僚との何気ない雑談がなくなり、孤独感を感じることがあります。意識的にWeb会議以外でもコミュニケーションを取るようにしています。
運動不足
通勤という強制的な運動がなくなるため、意識的に運動する必要があります。私は毎朝散歩をルーティンに取り入れています。
仕事とプライベートの境界が曖昧
自宅が職場になるため、メリハリをつけるのが難しい場合があります。専用のワークスペースを作ることで対策しています。
現役フルリモート職が語る在宅勤務の実態
現在Microsoftでフルリモート勤務をしている私の1日のスケジュールをご紹介します。
7:00 起床・朝の準備(通勤時間がないので余裕)
8:30 仕事開始・メールチェック、1日のタスク整理
9:00-12:00 集中作業時間(重要なタスクを優先)
12:00-13:00 昼休み(自炊または散歩)
13:00-15:00 会議・チームとのコミュニケーション
15:00-17:00 資料作成・レポート作成
17:30 業務終了(残業は基本的にしない)
このように、通勤時間がない分、朝はゆとりがあり、夕方も早めに仕事を切り上げることができています。
重要なのは自己管理能力です。誰も見ていない環境だからこそ、自分なりのルールや習慣を作ることが成功の鍵になります。
在宅勤務に向いている人・向いていない人の特徴
向いている人
- 自己管理能力が高い人
- 一人の時間を有効活用できる人
- デジタルツールに慣れている人
- 結果重視で働ける人
- コミュニケーション能力が高い人
私の場合、ブラック企業での経験が逆に強い自己管理能力を身につける機会になりました。
向いていない人
- 人とのコミュニケーションが必要不可欠な人
- 自宅に集中できる環境がない人
- プロセス重視で働きたい人
- チームワークを重視する人
- 技術的なサポートが必要な人
ただし、これらは環境や慣れによって改善可能な場合も多いです。
在宅勤務に関するよくある質問
Q. 在宅勤務は本当に生産性が上がるの?
A. 私の経験では、集中できる環境が整えば確実に生産性は向上します。ただし、最初の環境構築と習慣化が重要です。
Q. 在宅勤務の求人はどうやって見分けるの?
A. 求人票に「リモートワーク可」「在宅勤務制度あり」と明記されているものを選び、面接で詳細を確認することをおすすめします。
Q. 在宅勤務で年収は下がる?
A. むしろ外資系企業やIT企業では年収アップの可能性が高いです。私も転職のたびに年収が上がっています。
Q. 完全未経験でも在宅勤務は可能?
A. ITスキルや専門知識を身につければ可能です。私も最初はブラック企業の営業でしたが、スキルアップにより現在の職種に転職できました。
まとめ:在宅勤務は「ずるい」ではなく「選択肢」
在宅勤務を「ずるい」と感じるのは自然な感情ですが、それを実現するための行動を起こすことが重要です。
私自身、新卒でブラック企業に入社した22歳の頃は、在宅勤務なんて夢のような話だと思っていました。しかし、転職を重ね、スキルを磨き続けた結果、現在はMicrosoftでフルリモート勤務を実現しています。
在宅勤務は決して「ずるい」働き方ではなく、現代の働き方の選択肢の一つです。技術の発達により、多くの職種で在宅勤務が可能になっています。
もしあなたが在宅勤務に興味があるなら、まずは転職エージェントに相談してみることをおすすめします。きっと新しい可能性が見つかるはずです。
今日から行動を起こし、理想の働き方を手に入れましょう。