IT・Web・ゲーム業界への転職を考えているエンジニアの方なら、一度はこういう状況に陥ったことがあるんじゃないでしょうか。「転職したい気持ちはあるのに、職務経歴書を書くのが億劫で一歩が踏み出せない」「大手エージェントに登録したら担当者の専門性が低くて話が噛み合わなかった」。
私自身、IT業界を渡り歩きながら転職を繰り返してきた経験から言うと、エージェント選びは「専門領域とサポートの精度」で9割決まります。今回調査したギークリーは、IT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェントとして業界内での認知度が高く、求人数でも他社を圧倒しています。過去の自分に教えてあげたかったサービスのひとつです。
Geekly(ギークリー)とは何か・誰のためのサービスか
サービスを一言で表すと
「IT・Web・ゲーム業界の転職に特化した、求人数・サポート品質の両立を狙うエージェント」です。大手総合型エージェントのような業界の広さはなく、あえてIT・Web・ゲームに絞り込むことで専門性を深めているタイプのサービスです。
対象者
IT・Web・ゲーム業界でのキャリアを持つ20代〜30代が主な対象です。エンジニア(バックエンド・フロントエンド・インフラ・モバイル等)、Webデザイナー、ゲームプログラマ、Webマーケター、IT営業など職種は幅広く対応しています。経験者向けの求人が中心ですが、業界・職種未経験歓迎の求人も取り扱っています。
基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | Geekly(ギークリー) |
| 運営会社 | 株式会社ギークリー |
| 設立・実績 | 14年の業界実績 |
| 専門領域 | IT・Web・ゲーム業界全般 |
| 求人数 | 44,000件以上(2026年1月時点) |
| 対応エリア | 全国(関東・関西・東海・北海道・九州等) |
| キャリアアドバイザー | 100名以上 |
| 費用 | 無料(転職者側の費用負担なし) |
| 認定 | 職業紹介優良事業者認定マーク取得 |
| 主な特徴 | IT特化求人・書類作成代行・スカウト機能 |
IT・Web・ゲーム業界でのキャリアを持ち、次の一手を探している方が使う場面では選択肢として外せないサービスです。特に『職務経歴書を書くのが面倒で転職活動が止まっている』という状況にある方には、書類作成代行サービスという切り口が刺さると思います。今すぐ転職を決めていない段階でも登録するだけでスカウトが届き始める仕組みがあるため、自分の市場価値を確認したいという目的での利用も現実的な選択肢です
Geeklyの3つの強み
強み① IT・Web・ゲーム業界に絞った44,000件超の求人数
IT系エンジニアの転職でよくある悩みが「大手エージェントに登録したけど自分の職種や希望条件に合う求人がほとんど出てこない」という状況です。総合型エージェントは業界を幅広くカバーする反面、特定の業界に絞ると求人の母数が一気に薄くなる傾向があります。
ギークリーは公式が公表する数値では44,000件以上の求人をIT・Web・ゲーム業界に集中して保有しています(2026年1月時点)。カテゴリもITエンジニア・インフラ・Web・ゲーム・マーケター・IT営業と細分化されており、自分の職種に近い求人が探しやすい設計になっています。
私がMicrosoftへの転職を考えていた時期、一般的なエージェントでは「ITなら何でも」というおおざっぱな提案が多くて参考にならなかったんですよね。職種と業界の掛け合わせで絞り込める求人群の厚さが、転職結果の質を左右します。
強み② 書類作成代行・自動作成ツールで「書き出せない問題」を解決する
転職活動が止まる理由の大半は「職務経歴書を書くのが億劫」という現実があります。特に現職が多忙なエンジニアほど、この問題は深刻です。
ギークリーは公式が公表するデータによると、書類作成代行サービス利用者の書類選考通過率は1.5倍、転職成功率は1.2倍となっているとしており(2025年10月時点)、書類の質が転職結果に直結することを裏付けている数字です。なお、この数値は公式公表値であり、個々の状況によって結果は異なります。
さらに職務経歴書の自動作成ツール、テンプレート、書き方ガイドも用意されており、「書き始める」ハードルを下げる工夫が揃っています。職務経歴書を書くのが苦手な方や、初めての転職活動の方には特に刺さる強みです。
強み③ スカウト機能で登録するだけで企業からオファーが届く
「良い求人があれば転職したい」程度の温度感の方でも、ギークリーのスカウト機能を活用することで受け身のまま市場情報を収集できます。登録後に職務経歴情報を入力しておくと、企業の採用担当者やエージェントのコンサルタントからスカウトが届く仕組みです。
特にギークリーの1次面接確約スカウトは、書類選考をスキップして直接面接に進めるため、選考の効率が上がります。自分の経歴がどんな企業から評価されるかを確認するだけでも、今の市場価値を把握する手がかりになります。
当時の自分がGoogleの面接を受ける前に「自分の市場価値がどう見えているか」を外部からの視点で確認できていたら、もっとスムーズな転職ができたと思います。スカウトはその機能を果たします。
注意点・デメリット(正直に書きます)
注意点① 専門アドバイザーの担当者によってサポート質にばらつきがある
Geeklyはキャリアアドバイザー100名以上が在籍するサービスです。組織規模が大きくなるほど、担当者ごとの専門性や対応品質に差が出るのは避けられません。「自分の職種について深く理解していない担当者にあたった」という口コミは一定数確認できます。
対策としては、担当者との初回面談でITの特定領域(例えばバックエンドのPython案件や、ゲームプログラマのUnity案件など)について質問を投げかけ、回答の質を確かめることが有効です。的外れな回答が返ってくるようなら、担当者の変更をリクエストすることをためらわないでください。エージェントに対して遠慮する必要はありません。
注意点② 東京・関東圏中心の求人が多く地方求人は薄い
Geeklyの求人数は全国対応としているものの、求人の母数は関東圏(特に東京)に集中しています。地方在住で地元企業への転職を優先したい場合、選択肢が想定より少なくなる可能性があります。
リモートワーク可の求人については検索条件で絞り込みが可能なため、フルリモート志向の方であれば地方在住でも選択肢は確保できます。ただし地方の特定エリア内での転職を重視する方は、地域特化型のエージェントを補完的に使う戦略が現実的です。
注意点③ 転職意欲が低い状態だとフォローが合わない場合がある
Geeklyはアドバイザーが積極的にサポートをする設計上、転職時期が未定の状態で登録した場合、「企業への応募を急かされている感じがした」という口コミが散見されます。
「すぐには転職しない、まず市場価値を確認したい」という状況であれば、初回面談の段階でその旨を明確に伝えることが重要です。多くのエージェントは転職時期を前倒しにしようとするインセンティブがありますが、自分のペースを最初に明示しておくことで対応が変わります。スカウトサービスのみを活用するという使い方も有効です。
他サービスとの違い(比較表)
IT・Web・ゲーム業界向け転職エージェントの中から、ゲーム業界の比較対象にファミキャリ、ギークリーの2サービスを整理します。
| 比較軸 | ギークリー | ファミキャリ! |
|---|---|---|
| 特化領域 | IT・Web・ゲーム全般 | ゲーム業界全般(ファミ通タイアップ) |
| 求人数 | 44,000件以上(全体) | 5,000件以上(ゲーム限定) |
| 対象者 | IT・Web・ゲーム経験者全般、一部未経験可 | ゲーム業界経験者(未経験は難しい) |
| 書類サポート | 作成代行・自動ツール・添削 | 添削・模擬面接 |
| スカウト機能 | あり(1次面接確約含む) | あり |
| 対応エリア | 全国(東京中心) | 全国(大都市圏中心) |
| 強み | 求人数・書類ツール・汎用性の高さ | ファミ通ブランド・大手ゲーム企業との太いパイプ |
使い分けの基準
IT・Web・ゲーム業界で幅広く求人を比較しながら転職活動を進めたいならギークリーが適しています。
スクウェア・エニックスやバンダイナムコエンターテインメントなどの大手ゲーム会社への転職を狙い、ファミ通ブランドを通じたネットワークを活用したいならファミキャリ!に独自のアドバンテージがあります。
より詳しいIT転職エージェントの比較はこちら → IT転職エージェントおすすめ比較記事を見る
利用の流れ
ギークリーの転職支援は、登録から入社後フォローまで一貫して対応しています。
STEP 1:無料登録(30秒)
公式サイトのフォームから基本情報と転職の状況を入力します。「良い求人があれば転職したい」「自分の市場価値を知りたい」の2択が最初に選べるため、転職意欲が低い段階でも登録しやすい設計になっています。
STEP 2:キャリアアドバイザーとの面談(対面またはオンライン)
専任のアドバイザーと1対1で、現職の状況・希望職種・年収・働き方の希望を詳細にヒアリングします。「今すぐ転職ではない」という場合もここで正直に伝えておくことを推奨します。
STEP 3:求人紹介
ヒアリング内容に合わせて求人を紹介されます。1人あたりの提案求人数は平均48件という情報も確認されており、選択肢の多さが特徴です。スカウトも並行して届き始めます。
STEP 4:書類選考・面接
職務経歴書の添削サポートを受けながら応募書類を整え、各社の面接に進みます。必要に応じて書類作成代行サービスを活用することで書類通過率を高める戦略が取れます。
STEP 5:内定・条件交渉
内定後の年収・入社条件の交渉はGeeklyが代行します。自分で交渉するよりも希望が通りやすいケースが多く、これはエージェント活用の最大のメリットのひとつです。
STEP 6:入社・入社後フォロー
入社後もフォローがあるため、入社後のミスマッチがあった際の相談窓口として機能します。
こんな人におすすめ / おすすめしない
おすすめな人
① IT・Web・ゲーム業界で幅広く選択肢を見ながら転職を進めたい人
44,000件超の求人を横断的に比較しながら転職活動したい方に最も適しています。エンジニア・デザイナー・マーケター・ゲーム職種など、IT領域の求人をワンストップで比較できる点が強みです。
② 職務経歴書の書き方に自信がなく、転職活動が止まっている人
書類作成の壁で転職活動をスタートできていない方には、書類作成代行・自動作成ツールという切り口で入るのが最も効率的です。初めての転職活動の方にも有効です。
③ 今すぐ転職を決めていないが、自分の市場価値を確認したい人
スカウト機能を活用することで、登録するだけで企業側からのオファーが届きます。「良い求人があれば検討する」「今の自分がどんな企業に評価されるかを知りたい」という段階での活用も実用的です。転職を決めていない段階でも情報収集として登録する価値があります。
おすすめしない人
① ゲームプログラマ・3DデザイナーとしてゲームCG専門のサポートを求める人
ゲーム業界の特定職種(ゲームプログラマ・TAなど)に深く絞ったサポートを求めるなら、Hiraku agentのほうが業界知識の深度と密なヒアリング体制が合います。Geeklyはカバー範囲の広さが強みである一方、特定の専門職種に対する深さはゲーム専業エージェントに劣ることがあります。
→ IT転職エージェント比較はこちら
② 地方在住で地元エリアの企業への転職を最優先している人
前述の通り、Geeklyの求人は東京・関東圏に集中しています。地方の特定エリア内での転職を最優先する場合は、地域密着型のエージェントを軸にすることを推奨します。Geeklyを補完的に活用しリモートワーク可の求人だけを見るという使い方は有効です。
→ IT転職エージェント比較はこちら
まとめ
ギークリーはIT・Web・ゲーム業界特化で44,000件超の求人規模と、書類作成代行・スカウト機能という実用的なサポートが揃った、エンジニア転職の有力な選択肢です。担当者の質にばらつきがある点と、地方求人が薄い点は正直なデメリットですが、複数エージェントの併用でカバーできます。転職意欲が低い段階でも市場価値確認ツールとして機能するため、「今すぐ転職ではないが将来的に動きたい」という方も登録する価値があります。
IT転職エージェントをもっと比較したい方はこちら → IT転職エージェントおすすめ比較記事を見る