「コンサル業界に転職したいけど、どのエージェントを使えばいいか分からない…」 「未経験からでも本当にコンサルファームに入れるの?」
そんな悩みを抱えていませんか?
私自身、25歳のときにコンサル業界への転職を決意し、複数の転職エージェントを活用してアクセンチュアへの入社を実現しました。その後も26歳でGoogle、28歳でMicrosoftと外資系企業でキャリアを積んできた経験から断言できます。コンサル転職を成功させるには、業界特化型のエージェント選びが何よりも重要です。
この記事では、実際にアクセンチュアで働いた経験をもとに、コンサル業界に強い転職エージェントの選び方から、転職成功のコツまで徹底解説します。
コンサルティング職とは?仕事内容と魅力を解説
まずはコンサルティング職について、基本的な理解を深めていきましょう。
コンサルタントの主な仕事内容
コンサルタントとは、企業が抱える経営課題や事業課題を解決する専門家です。クライアント企業に対して客観的な立場から分析を行い、最適な解決策を提案・実行支援するのが主な役割となります。
具体的な業務内容は、現状分析、課題の特定、解決策の立案、プレゼンテーション、実行支援など多岐にわたります。私がアクセンチュアで担当していたマーケティング職では、クライアント企業の広告部門に入り込み、デジタルマーケティング戦略の立案から実行まで一貫して支援していました。
プロジェクト単位で動くため、常に新しい業界や企業と関わることができ、短期間で多様な経験を積めるのがコンサル職の大きな特徴です。
コンサル職の平均年収【ファーム別の相場も紹介】
コンサル業界の年収は他業界と比べて高水準です。新卒や未経験からの転職でも、年収500万円〜600万円程度からスタートすることが一般的。経験を積んでマネージャークラスになれば年収1,000万円以上、パートナークラスでは2,000万円を超えるケースも珍しくありません。
ファーム別に見ると、戦略系コンサル(マッキンゼー、BCGなど)が最も高く、次いで総合系(アクセンチュア、デロイトなど)、IT系という順になります。私自身、アクセンチュアに入社した25歳の時点で年収は大幅にアップし、その後の外資系企業への転職でさらにキャリアと収入を向上させることができました。
コンサル特化のおすすめ転職エージェント5選
ここからは、実際にコンサル転職で活用すべきエージェントを紹介します。私の転職活動経験と業界の評判をもとに厳選しました。
アクシスコンサルティング
| おすすめ度 | おすすめ理由 | 求人数 | こんな人に おすすめ |
|---|---|---|---|
| ハイクラス・独自案件 業界知識の深さ | 非公開 | コンサル志望 専門アドバイスや戦略重視 |
アクシスコンサルティングはコンサル業界専門エージェント。
BIG4からブティックファームまで転職成功実績を多数保持。
業界歴は20年以上で累計7.5万人を支援。非公開求人は77%を超えています。
特徴
- コンサル特化
- 業界情報の鮮度
- 個人分析力
現職や志望分野をしっかり整理し希望条件を明確化して伝えると精度が上がりやすく、職歴シートや面接準備は時間をかけて真剣に練ると成果が出やすいです。
アクシスコンサルティングは業界出身アドバイザーが個別分析・面接対策、管理職や独立支援も強みです。
コンコードエグゼクティブグループ
| 公式サイト | おすすめ度 | おすすめ理由 | 求人数 | こんな人に おすすめ |
|---|---|---|---|---|
| https://www.concord-career.com/ | ハイクラス・キャリアアップ志向 実績とネットワーク | 非公開 | ハイクラス/幹部/プロフェッショナル コンサル志望 |
コンコードエグゼクティブグループはコンサル・ハイクラス層・経営幹部志望専門のエージェント。
独自の業界ネットワークと面接対策、個別サポートで高評価。
特徴
- ハイクラス・コンサル幹部特化
- 独自求人・きめ細かい対策
外資系でキャリアアップを目指すなら必須のエージェント。英語力とスキルを磨いてから挑戦することで、大幅な年収アップが期待できます。
コンコードエグゼクティブグループは年収1,000万円超の案件も豊富で年収アップを狙うならおすすめです。
MyVision
| 公式サイト | おすすめ度 | おすすめ理由 | 求人数 | こんな人に おすすめ |
|---|---|---|---|---|
| https://my-vision.co.jp/ | きめ細やかな対応 信頼できる担当 質の高い求人 | 非公開 | コンサル/専門職志望 質重視 キャリアチェンジ希望者 |
MyVisionはコンサル・M&Aなど高度専門職向けの転職エージェント。
面接日程調整や書類添削など専任担当が全フェーズを迅速に対応してくれます。
特徴
- コンサル/プロフェッショナル案件特化
- サポート丁寧迅速
コンサルティング業界特化のエージェントとして非常に有名。ケース面接対策は必須。論理的思考力とコミュニケーション能力を徹底的に磨いてから挑戦しましょう。元コンサルの知人がいれば事前に相談することをおすすめします。
MyVisionはハイクラス求人が揃っていて、さらにサポートの質も非常に高いと評判です。
テックゲートエキスパート
| 公式サイト | おすすめ度 | おすすめ理由 | 求人数 | こんな人に おすすめ |
|---|---|---|---|---|
| https://www.selva-i.co.jp/tecgate/it_consultant/ | 業界知識の深さ 企業との強いネットワーク リモートワーク対応 | 6万件以上 | ITエンジニア経験者 ITコンサルタント志望 キャリアアップ志向 |
テックゲートエキスパートはITコンサルタント転職に強みを持つ20代30代向けITコンサル業界特化型の転職エージェントです。
「IT企業での将来に不安を感じている」「さらなる成長を目指したい」とITエンジニアの方に向けて、ITコンサルタントへのキャリアアップを支援しています。
担当するコンサルタントはエンジニアの知識が豊富なため、利用者の要望を理解してくれる特徴があります。
特徴
- ITコンサルタント特化型
- 技術に精通したコンサルタント
- ハイクラス求人中心
- 充実したサポート体制
Smart Consul
| 公式サイト | おすすめ度 | おすすめ理由 | 求人数 | こんな人に おすすめ |
|---|---|---|---|---|
| https://smartconsul.net/ | オーダーメード対応 独自プロあり | 非公開 | 自由な働き方 コンサル独立志向 案件の質重視の人 |
Smart ConsulはIT・コンサル系のプロジェクト特化型エージェント。
大手ほど案件数は多くないが、独自ルートや高品質・高単価案件に強み。
フリーランス/独立志望や副業層にも適応。
特徴
- IT/コンサル系専門
- 高品質案件や独自案件、現場理解者担当
- 副業やフリーランスも◎
【業界別】コンサル職のおすすめ転職エージェント
コンサル業界といっても、戦略系・総合系・IT系などさまざまな領域があります。志望する領域に応じてエージェントを使い分けましょう。
戦略コンサル志望の方向け
マッキンゼー、BCG、ベイン&カンパニーなどの戦略ファームを目指すなら、アクシスコンサルティングが最適です。これらのファームは選考難易度が極めて高く、専門的なケース面接対策が必須となります。
IT・デジタルコンサル志望の方向け
アクセンチュア、デロイトトーマツコンサルティング、PwCコンサルティングなどのIT・デジタル領域を目指すなら、テックゲートエキスパートがおすすめです。
デジタル領域のコンサルは、エンジニアやマーケター出身者にとってキャリアの選択肢として非常に魅力的です。
総合コンサル志望の方向け
幅広い業界・領域を扱う総合コンサルを目指すなら、アクシスコンサルティングに加えて、リクルートダイレクトスカウトなど大手エージェントも併用すると良いでしょう。
コンサル特化転職エージェントの正しい選び方
エージェント選びで失敗しないために、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
コンサル業界の転職支援実績をチェック
まず確認すべきは実績です。コンサル業界への転職支援実績が豊富なエージェントは、各ファームの選考傾向や求める人物像を熟知しています。
公式サイトで実績や事例が公開されているか、コンサル出身者がアドバイザーとして在籍しているかを必ず確認してください。
ファーム出身者がアドバイザーにいるか確認
これは非常に重要なポイントです。実際にコンサルファームで働いた経験のあるアドバイザーからのアドバイスは、一般的なキャリアアドバイザーとは質が全く異なります。
業界特有の文化や働き方、面接で見られるポイントなど、内部の人間だからこそ分かる情報を得られるのは大きなメリットです。
複数のエージェントを併用する
私の転職活動では、常に3〜4社のエージェントを同時並行で活用していました。これには理由があります。
エージェントによって保有している求人が異なりますし、担当者との相性も重要です。複数のエージェントを比較することで、より多くの選択肢と情報を得られるのです。
コンサル特化転職エージェントを使う3つのメリット
ここからは、コンサル特化エージェントを使うことで得られる具体的なメリットを解説します。
ファーム別の選考対策が受けられる
コンサルファームの選考は、一般企業とは全く異なります。特にケース面接は、対策なしで突破するのはほぼ不可能です。
私がアクセンチュアを受けた際も、エージェントから提供されたケース面接の対策資料と、模擬面接の機会が非常に役立ちました。「この会社ではこういう視点が重視される」といったファーム別の傾向を教えてもらえたことが、内定獲得の大きな要因だったと感じています。
非公開求人にアクセスできる
コンサルファームの多くは、一般には公開していない求人をエージェント経由でのみ募集しています。特に即戦力となるポジションや、新規プロジェクト立ち上げに伴う募集などは非公開が多いです。
エージェントに登録することで、こうした非公開求人にアクセスできるのは大きなアドバンテージになります。
年収交渉を代行してもらえる
コンサル業界は年収水準が高い分、交渉の余地も大きいです。しかし自分で直接交渉するのはなかなか難しいもの。
エージェントを通すことで、市場価値を踏まえた適切な年収交渉を代行してもらえます。私も転職のたびにエージェントに交渉をお願いし、提示額から100万円以上アップしたケースもありました。
コンサル転職エージェント利用時の注意点
メリットが多いエージェントですが、使い方を間違えると失敗します。以下の点に注意してください。
エージェント任せにしない
エージェントは強力なサポーターですが、最終的に判断するのは自分自身です。言われるがままに応募したり、志望動機をそのまま使ったりするのは危険です。
私が複数回の転職を成功させてこられたのは、エージェントのアドバイスを参考にしつつも、自分の軸を持って判断してきたからだと思っています。
担当者との相性を見極める
どんなに評判の良いエージェントでも、担当者との相性が悪ければ意味がありません。初回面談で「この人は自分のキャリアを真剣に考えてくれているか」を見極めましょう。
違和感があれば、遠慮せずに担当者変更を依頼するか、別のエージェントに切り替えることをおすすめします。
推薦文は必ず確認する
エージェントが企業に送る推薦文は、あなたの第一印象を左右する重要な書類です。必ず事前に内容を確認させてもらい、修正が必要なら依頼しましょう。
私も過去に、推薦文の内容が自分の意図と違っていて修正をお願いしたことがあります。些細なことですが、こうした細かいチェックが選考結果を左右することもあるのです。
コンサル職へ転職するための5つのコツ
ここからは、実際にコンサル転職を成功させるための具体的なコツをお伝えします。
ケース面接の対策を徹底する
コンサル選考で最大の壁となるのがケース面接です。「コンビニの売上を2倍にするには?」といった課題に対し、論理的に解決策を導き出すプロセスが問われます。
私も転職前には、市販の対策本を読み込み、エージェントとの模擬面接を何度も繰り返しました。最初は全く歯が立ちませんでしたが、練習を重ねることで確実に成長を実感できました。
論理的思考力をアピールする
コンサルで最も重視されるのはロジカルシンキングです。職務経歴書や面接では、「どのような課題に対し、どう分析し、どんな施策を実行し、どんな成果を出したか」を論理的に説明できることが重要です。
業界研究を深く行う
志望するファームのプロジェクト事例、強みとする領域、企業文化などを徹底的に研究しましょう。私がアクセンチュアを受けた際は、過去のプレスリリースや事例を全て読み込み、「なぜこのファームなのか」を明確に語れるようにしました。
職務経歴書で成果を数値化する
コンサルファームは定量的な成果を重視します。「売上を改善した」ではなく「施策実行により売上を前年比120%に向上させた」といった具体的な数字で示すことが大切です。
フェルミ推定の練習を重ねる
「日本にあるマンホールの数は?」といったフェルミ推定も、多くのファームで出題されます。日頃から数字を使って物事を考える癖をつけておくと、本番でも慌てずに対応できます。
コンサル職への転職に必要な5つのスキル
コンサルタントとして活躍するためには、以下のスキルが求められます。
論理的思考力(ロジカルシンキング)
課題を構造化し、論理的に解決策を導く力は、コンサルタントの基礎スキルです。日常業務でも「なぜ?」「だから何?」と問い続ける習慣を持つことが重要です。
コミュニケーション能力
クライアントやプロジェクトメンバーとの円滑なコミュニケーションは必須です。私がアクセンチュアで働いていた際も、クライアントの課題を引き出すヒアリング力や、提案を分かりやすく伝えるプレゼン力が日々求められました。
課題解決力
表面的な問題ではなく、本質的な課題を見極め、実行可能な解決策を提示する力が必要です。
情報収集・分析力
膨大な情報の中から必要なデータを集め、意味のある示唆を導き出す分析力は、コンサルの仕事の中核をなします。
プレゼンテーション能力
どんなに優れた提案も、相手に伝わらなければ意味がありません。資料作成スキルと、人を動かす話し方の両方が求められます。
コンサルに向いている人・向いていない人の特徴
コンサル業界は魅力的ですが、誰にでも向いているわけではありません。
コンサルに向いている人
論理的に考えるのが好きな人、知的好奇心が旺盛な人、ハードワークを厭わない人、成長意欲が高い人は、コンサル業界で活躍できる可能性が高いです。
私自身、新卒で入った不動産営業のブラック企業で心身ともに疲弊した経験がありますが、「このままでは終わりたくない」という強い気持ちがコンサル転職の原動力になりました。
コンサルに向いていない人
一方で、安定志向が強い人、ワークライフバランスを最優先したい人、同じ仕事をコツコツ続けたい人には、コンサル業界はストレスが大きいかもしれません。
プロジェクトベースで常に新しい課題に取り組むため、変化を楽しめる柔軟性が求められます。
コンサルタントとして働くメリット・デメリット
実際にアクセンチュアで働いた経験から、リアルなメリット・デメリットをお伝えします。
メリット:高年収とスキルアップが実現できる
最大のメリットは、短期間で圧倒的な成長ができることです。多様な業界・企業のプロジェクトに関わることで、一般企業では何年もかかるような経験を数年で積めます。
また年収水準が高く、20代でも年収1,000万円を超えることも現実的です。
デメリット:激務で体力的にハード
正直に言うと、コンサル業界は激務です。プロジェクトの繁忙期には深夜残業や休日出勤も発生します。
ただし最近では働き方改革も進んでおり、リモートワークの導入などで柔軟な働き方ができるファームも増えています。
【元アクセンチュア社員が語る】コンサル転職で成功するためのアドバイス
最後に、私の経験から得た教訓をお伝えします。
22歳で新卒入社した不動産営業の会社を3ヶ月で退職したとき、正直「人生終わった」と思いました。しかし第二新卒として転職活動に本気で取り組み、転職サイトやエージェントを駆使して大手IT企業への転職を実現できました。
大切なのは、今の自分を否定せず、未来に向けて行動し続けることです。
コンサル転職を目指すなら、まずは業界特化のエージェントに登録し、プロのアドバイスを受けながら準備を進めてください。ケース面接の対策は早ければ早いほど良いです。
そして複数のファームを受けること。私も最初から順調だったわけではなく、何度も面接で落ちました。でも諦めずに対策を重ねることで、アクセンチュアという素晴らしいファームとのご縁をいただけました。
あなたのキャリアを変えるチャンスは、必ず目の前にあります。この記事が、その一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しいです。
コンサル転職に関するよくある質問
未経験でもコンサルに転職できますか?
はい、可能です。特に総合系コンサルファームは、未経験者の採用に積極的です。私自身も未経験からアクセンチュアに転職しました。重要なのは、論理的思考力やポテンシャルをアピールすることです。
コンサル転職に有利な資格はありますか?
MBAや中小企業診断士は評価されますが、必須ではありません。それよりも実務経験やプロジェクト実績の方が重視されます。資格取得に時間をかけるより、ケース面接対策に注力した方が効果的です。
第二新卒でもコンサルファームに入れますか?
十分可能です。私は22歳で最初の会社を3ヶ月で退職し、第二新卒として転職活動を行いました。若さとポテンシャル、そして成長意欲を示せれば、チャンスは必ずあります。
複数のエージェントを使っても大丈夫ですか?
むしろ推奨します。私は常に3〜4社を併用していました。ただし、同じ求人に複数のエージェント経由で応募するのは避けてください。
コンサルから別業界への転職は難しいですか?
いいえ、むしろコンサル経験者は市場価値が高いです。私もアクセンチュアからGoogle、Microsoftと外資系企業でキャリアを広げることができました。コンサルで培った論理的思考力や課題解決力は、あらゆる業界で評価されます。
まとめ
コンサル業界への転職は、適切なエージェント選びと徹底した準備があれば、未経験からでも十分に実現可能です。
この記事で紹介したアクシスコンサルティングやムービンなどの特化型エージェントに登録し、プロのサポートを受けながら対策を進めてください。
私自身、22歳で挫折を経験しながらも、諦めずに転職活動を続けたことで、アクセンチュア、Google、Microsoftというキャリアを歩むことができました。
あなたのキャリアを変える第一歩は、今日から始められます。まずはエージェントへの登録から、行動を起こしてみてください。コンサル業界で、あなたが活躍する姿を楽しみにしています。