転職ノウハウ

履歴書の書き方完全ガイド|転職成功者が教える基本ルールと記入例

ビギー

新卒でブラック企業に入社後、心身ともに疲弊しながらも「このままでは終わりたくない」と思い、20代のうちに複数回の転職を経験。 試行錯誤の末、GoogleやMicrosoft、アクセンチュアといった外資系大手企業で働くチャンスを掴み、キャリアも年収も大きく好転させました。 このブログでは、当時の自分のように悩む20代の方に向けて、転職・退職・キャリアアップに関するリアルな情報や体験談をお届けしています。

「履歴書の書き方が分からない…」「どこから手をつけたらいいの?」

転職活動を始めようと思っても、履歴書の書き方で悩む方は非常に多いです。私も最初の転職活動では、履歴書の書き方が分からず、何度も書き直しを繰り返しました。

しかし、正しい書き方を身につけてからは、複数回の転職を成功させ、現在はGAFAMなど大手外資系企業で働いています。

この記事では、転職活動で実際に使える履歴書の書き方を、基本ルールから実践的なコツまで詳しく解説します。

履歴書作成の不安を解消し、転職成功への第一歩を踏み出しましょう。

履歴書の基本ルールと準備するもの

履歴書の選び方とサイズ

履歴書選びは転職活動の最初の重要な判断です。

履歴書のサイズ:

  • A4サイズ(推奨):一般的で扱いやすく、職務経歴書とサイズを合わせられる
  • B5サイズ:コンパクトだが、記入スペースが限られる

履歴書の種類:

  • JIS規格履歴書:最も一般的で、どの企業でも使用可能
  • 転職者用履歴書:職歴欄が充実している
  • 新卒用履歴書:学歴欄が充実(転職には不向き)

私の経験では、A4サイズのJIS規格履歴書が最も使いやすく、採用担当者にとっても見慣れた形式です。

手書きとパソコンどちらが良い?

現在では、パソコンで作成することが主流になっています。

パソコン作成のメリット:

  • 修正が簡単
  • 複数企業への応募時に効率的
  • 読みやすい文字で印象が良い
  • データ保存・管理が容易

手書きが求められる場合:

  • 企業から明確に指定がある場合
  • 伝統的な業界(一部の金融機関など)
  • 手書きの文字も評価要素とされる職種

迷った場合は、パソコンで作成することをおすすめします。

必要な道具と準備

履歴書作成に必要なものを準備しましょう:

必須アイテム:

  • 履歴書用紙(A4サイズ推奨)
  • 証明写真(3×4cm、3ヶ月以内)
  • 黒色のボールペン(手書きの場合)
  • 修正液・修正テープ(使用は推奨しません)

あると便利:

  • 下書き用紙
  • 定規
  • のり(写真貼付用)

履歴書の各項目の書き方【基本情報編】

日付の書き方

履歴書の日付は、提出する日付を記入します。

記入例:

  • 郵送の場合:投函日
  • 持参の場合:面接日
  • メール送信の場合:送信日

注意点:

  • 元号(令和)と西暦の表記を統一する
  • 「令和6年7月5日」または「2024年7月5日」

氏名・住所・連絡先の記入方法

氏名の書き方:

  • 戸籍上の正式な名前を記載
  • ふりがなは「ひらがな」で統一
  • 姓と名の間にスペースを入れる

住所の書き方:

  • 都道府県から省略せずに記載
  • マンション名・部屋番号まで正確に記入
  • 郵便番号も忘れずに

連絡先の書き方:

  • 電話番号は携帯電話を優先
  • メールアドレスはビジネス用を使用
  • 平日の日中に連絡が取れる番号を記載

写真の貼り方とポイント

証明写真は第一印象を決める重要な要素です。

写真のポイント:

  • 3ヶ月以内に撮影したもの
  • 正面を向いて、自然な表情
  • 清潔感のある服装(スーツ推奨)
  • 背景は無地(白またはブルー)

貼り方の注意点:

  • 写真の裏に氏名を記入
  • のりで四隅をしっかり貼る
  • 曲がらないよう丁寧に貼る

プロのカメラマンによる撮影をおすすめします。投資する価値は十分にあります。

履歴書の各項目の書き方【経歴編】

学歴の書き方と注意点

学歴は中学校卒業から記載するのが一般的です。

記入例:

平成○○年 3月  ○○市立○○中学校 卒業
平成○○年 4月  ○○県立○○高等学校 普通科 入学
平成○○年 3月  ○○県立○○高等学校 普通科 卒業
平成○○年 4月  ○○大学 ○○学部○○学科 入学
平成○○年 3月  ○○大学 ○○学部○○学科 卒業

注意点:

  • 学校名は正式名称で記載
  • 学部・学科・専攻まで詳しく記入
  • 留学経験がある場合は記載

職歴の書き方と退職理由

職歴は時系列順に記載します。

記入例:

平成○○年 4月  株式会社○○ 入社
              営業部にて法人営業に従事
平成○○年 3月  株式会社○○ 退職
平成○○年 4月  株式会社△△ 入社
              マーケティング部にて商品企画に従事
令和○○年 3月  株式会社△△ 退職
現在に至る

退職理由の書き方:

  • 「一身上の都合により退職」が基本
  • 会社都合の場合は「会社都合により退職」
  • 詳細は面接で説明

私の場合、ブラック企業を退職した際も「一身上の都合により退職」と記載し、具体的な理由は面接で説明しました。

免許・資格の書き方

保有する免許・資格を取得年月順に記載します。

記入のポイント:

  • 正式名称で記載(例:普通自動車第一種運転免許)
  • 業務に関連する資格を優先
  • 取得予定の資格も記載可能(「○年○月取得予定」)

効果的な資格の選び方:

  • 応募職種に関連する資格
  • 語学系資格(TOEIC、英検など)
  • IT系資格(応募職種に関連する場合)

履歴書の各項目の書き方【自己PR編】

志望動機の書き方

志望動機はその企業を選んだ理由を具体的に記載します。

効果的な志望動機の構成:

  1. 企業に興味を持った理由
  2. 自分の経験・スキルとの関連性
  3. 入社後の貢献意欲

記入例:

貴社の○○事業に強く興味を持ち、志望いたします。
前職での営業経験を活かし、貴社の事業拡大に
貢献したいと考えております。特に○○の分野で
培った経験を活かし、新規顧客開拓に取り組み
たいと思います。

注意点:

  • 企業研究をしっかり行う
  • 抽象的な内容は避ける
  • 「給与」「休日」などの条件面は控える

自己PRのポイント

自己PRでは具体的な経験と成果を記載します。

効果的な自己PRの構成:

  1. 強みの明確化
  2. 具体的なエピソード
  3. 応募企業での活かし方

記入例:

私の強みは、課題解決能力です。前職では
売上低迷の原因を分析し、新しい営業手法を
導入することで、売上を30%向上させました。
この経験を活かし、貴社でも業績向上に
貢献したいと考えております。

私の経験では、数値で表現できる成果を入れることで、説得力が大幅に向上しました。

本人希望記入欄の活用方法

本人希望記入欄は効果的に活用することが重要です。

記載すべき内容:

  • 勤務地の希望(地域限定がある場合)
  • 職種の希望(複数募集がある場合)
  • 勤務時間の制約(やむを得ない場合のみ)

記入例:

貴社の規定に従います。
営業職を希望いたします。

注意点:

  • 「特になし」は避ける
  • 条件を多く書きすぎない
  • 前向きな表現を心がける

転職を成功させる履歴書作成のコツ

企業研究と履歴書のカスタマイズ

企業ごとに履歴書をカスタマイズすることが重要です。

カスタマイズのポイント:

  • 志望動機を企業に合わせて調整
  • 求める人物像に合わせて自己PRを調整
  • 業界特有の用語や表現を使用

私は転職活動の際、必ず企業研究を行い、それぞれの企業に合わせて履歴書を作成していました。

読みやすいレイアウトのコツ

見やすい履歴書を作成するポイント:

  • 文字の大きさ:10.5〜12pt程度
  • 行間:適度な余白を保つ
  • 文字の濃さ:薄すぎず、濃すぎず
  • 配置:中央揃え、左揃えを統一

よくある間違いと対処法

履歴書作成でよくある間違い:

  1. 誤字・脱字
    • 完成後は必ず複数回チェック
    • 第三者にも確認してもらう
  2. 修正液の使用
    • 修正液は使用せず、新しい履歴書で作成し直す
  3. 古い情報
    • 住所・電話番号は最新の情報を記載
  4. 写真の使い回し
    • 3ヶ月以内の写真を使用

履歴書完成後の次のステップ

職務経歴書の準備

履歴書と合わせて職務経歴書の準備も必要です。

職務経歴書の重要性:

  • 詳細な業務経験を記載
  • 具体的な成果・実績をアピール
  • 履歴書では伝えきれない情報を補完

転職サイト・エージェントの活用

履歴書が完成したら、転職サイトや転職エージェントを活用しましょう。

転職サイトのメリット:

  • 豊富な求人情報にアクセス
  • 自分のペースで転職活動
  • 企業から直接スカウトを受ける可能性

転職エージェントのメリット:

  • 専門的なアドバイス
  • 非公開求人の紹介
  • 面接対策のサポート
  • 年収交渉の代行

私の転職成功の秘訣は、複数の転職エージェントを活用し、プロのアドバイスを受けながら戦略的に進めたことです。

面接対策の重要性

履歴書通過後は面接対策が重要になります。

面接対策のポイント:

  • 履歴書の内容を詳しく説明できるよう準備
  • 企業研究をさらに深める
  • 想定質問への回答を準備
  • 逆質問の準備

履歴書に関するよくある質問

Q: 履歴書は手書きとパソコン、どちらが良いですか?
A: 現在はパソコンで作成することが主流です。ただし、企業から手書きの指定がある場合は、その指示に従ってください。

Q: 写真は必ず貼る必要がありますか?
A: 一般的には貼ることが推奨されます。第一印象を左右する重要な要素なので、プロに撮影してもらうことをおすすめします。

Q: 職歴が多い場合、どのように記載すべきですか?
A: すべての職歴を時系列で記載してください。短期間の職歴が多い場合は、面接で理由を説明できるよう準備しておきましょう。

Q: 履歴書の保管期間はどれくらいですか?
A: 企業によって異なりますが、一般的には6ヶ月〜1年程度保管されます。

Q: 学歴に空白期間がある場合、どうすべきですか?
A: 浪人や留学などの理由がある場合は、その旨を記載することをおすすめします。

まとめ:履歴書は転職成功の第一歩

履歴書は転職活動の入り口であり、最初の重要な関門です。

履歴書作成の重要ポイント:

  • 基本ルールを守る
  • 企業に合わせてカスタマイズ
  • 具体的な経験・成果を記載
  • 読みやすいレイアウトを心がける
  • 誤字・脱字をなくす

私の転職経験から言えることは、履歴書は「完璧」を目指すのではなく、「相手に伝わる」ことを重視することです。

履歴書の準備ができたら、次は職務経歴書の作成と、転職サイトやエージェントの活用に進みましょう。あなたの転職活動が成功することを心より願っています。

転職は人生の大きな決断ですが、適切な準備と戦略があれば、必ず良い結果を得ることができます。この記事を参考に、理想のキャリアを実現してください。

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